🖥研究室の暮らし
大学生活の後半はほぼ研究室ですごしていたので、様々な影響を受けた。そのときの影響は今も残っている。
🖥環境
研究室には学部4年のときに配属された。
配属時にマシンが割り当てられるが、そのときにMacマシンかLinuxマシンを選べた。ボクはMacマシンを選んだ。これが、Macとの出会いであり、今にいたるまでずっと使いつづけている。
学部のときはMac miniだったが、修士にあがるとタワー型のMac Proとなり、たいていの用途では不自由を感じないスペックとなった。
さらに、広い机とよい椅子も与えられた。この机がなかなか快適で、今の職場よりも広い気がする。イスは快適だったが叩くと埃がどんどんでてきて歴史を感じた。
輪講と論文紹介の当番が順番にまわってくるので、卒論・修論の研究と並行してこれらの準備を進める必要があった。
そのプレッシャーから逃避するため、潤沢な環境でいろいろなプログラムを書いた。 画像クローラーを作り、研究室共有のDropBoxに保存し続けてたら、研究室全員のディスクが足りなくなって楽しかった。
よんたさんのとこで大学のころの話をしていたら、Dropboxの共有フォルダに女の子画像をつっこんで新品のAirのSSDを女の子画像で埋め尽くしたり、Google画像検索でセーフサーチオンだとひっからない画像だけを抽出するスクリプトを書いたりしてたことを思いだした。
— mzp (@mzp) 2013年12月26日
🙊雑談
研究室の中央にはいくつかのソファーが置いてあり、よく雑談していた。 ソフトウェア工学とソフトウェア科学を扱う研究室だったので、設計手法とか開発手法の話が多かった。
学生時代に「単体テストの研究が存在している」「業務で用いられているという話はとんと聞かない」「プログラミングのバイトをしている人も、バイト先で使った記憶がない」ということから「単体テストはいまだ研究段階の技術である」という結論に逹っしたことを思いだした。
— mzp (@mzp) May 24, 2010
正規表現といえば、学生時代にした
— mzp (@mzp) February 19, 2014
先輩「正規表現とか人類にはむつかしすぎるんじゃい」
俺「はー、これくらいなら正規表現を使ったほうが簡単だろうが」
同期「またdisりあってる…」
俺「ちげーし。俺が正しいこと言ってるだけだし」
とのやりとりをよく覚えてます。あれは楽しかった。
プログラミングのバイトをしている人も多かったので、仕事の進め方に関するtipsも聞いた。 「仕事をふられたときは自分の思う3倍の時間を言え」とか「雑でもいいから返事を返せ。返事を返せば相手のボールになる」とかはここで学んだ。
💼今も残る影響
研究室とのつながりが切れておらず、ICSE勉強会に「名大OB」という不可解なチーム名で毎年参加している。この勉強会自体はとてもおもしろいが、いつまでたっても大学が昔の思い出といった感じにならない。
このときの影響で、研究室っぽい会社にあこがれがある。 Misocaを選んだ理由の1つでもある。
延々と話した結果「なんか研究室っぽい雰囲気のある職場に弱いよね。研究室っぽいがどういうのかうまく言語化できないけど」という結論になった。
— mzp (@mzp) September 3, 2016
無理矢理言語化すると、研究室っぽいは「どう動くかは各自の裁量にまかされている」「唐突に議論がはじまり、しかも盛り上る」「イスやPC等が一定水準以上」「ソフトウェア工学に理解がある」あたりではないか、という感じです
— mzp (@mzp) September 3, 2016
きっとこの先も同じ理由で会社を選びつづけると思う。